2020年06月09日

修業期間


日本に帰ってしばらくすると、
原材料が手に入る、当時唯一の画材店、

浦崎画材店の浦崎武彦さんに頼まれて
Rogier van der weyden の模写と制作工程を発表した。

そのことがきっかけとなり、
古典油彩画技法の勉強過程を教えることが始まった。

自分自身が山ほどの課題を抱えている中で。


いわば夢を共有する形のゼミナールに、
人が集まってくれた。

その中の何人かとは、今も共に勉強を続けている。
函館出身の画家、今井雅子さんもその一人だ。

小さな教室の形にもなり、
生徒さんを中心にして「絵画技法研究会」が発足する。


多くの人々が方法論を実践してくれたおかげで、
技法の可能性が広がった。

私自身の勉強も深まるのだが、
修業中であるがゆえに自作発表はせず、

プラド美術館にあった Jan Gossaert による聖母子像の
画面効果を再現することに力を注いだ。


posted by gomi at 11:33|