正月3日夜の『100分deパンデミック論』を興味深く視た。
「見えているつもりで見ていない」という話が出たが、
絵を描いていれば、これは日常的に思い知らされることだ。
単に写すだけでは本質から遠ざかる一方だ。
「見えないものに託す」つもりで描いていく。
*
同じ3日に、美しい額縁が届いた。
注文したもので職人の手が入っている。
この額と共に世界を作り上げたいと思った。
絵は描きたいものを描きたいように描くことが全てで
その時点では採算を度外視している。
額縁や画材の選択を含めてのことだ。
しかし、販売となれば当然絵も商品として扱われる。
それでも美術に理解のある販売者と組めば心安らかな部分もあるが、
理解のない場所からは立ち去らざるを得ない。
*
力を出し合って良いものを作り、歓びを共有したい。
そして絵の行きたいところに収まるようにしたい。