2020年04月26日

透過する光


釉薬も七宝もステンドグラスも初期油彩画も、
透過する光の魅力に満ちている。

深い色光を湛えた油絵の画面をつくりたくなった。

昔の技法を追いかけることは
自分の内なる技法を求めることに深化した。

歴史的に合っているかどうかは、さほど問題ではなくなった。

光を絵具層に取り込むことを想った。
絵具層に光が入り込み、画面奥で反射して戻ってくる。

塗り重ねの切っ掛けはつかんだが、
収斂させていかなくてはならなかった。


42年後
2020年4月の今、

日に日に空気がきれいになっていくのがわかる。
遠くの八ヶ岳が初めて見る色になる。

多くの犠牲の上に、地球が美しさを取り戻しているようだ。
澄んだ水底のように透過する光が輝いている。

絵を描く。



posted by gomi at 06:06|