2020年07月21日

松本竣介


清澄な精神ゆえに
透明な絵具層の絵を描いた日本人画家がいる。

松本竣介(1912-1948)

宮沢賢治を愛し、
永遠へとつながる油彩作品を残した。


戦争の時代で、外国にも行かない短い生涯だったのに、
樹脂やニスについて勉強したことが窺える。

堅牢な画肌は、
一片が残っただけでも美しさが伝わるだろう。


15歳の頃、落合から中井にかけての段丘が好きで
夢見るように歩き回った。

中村彝が、金山平三が、松本竣介が、
あの辺りに住んでいたことを知らなかった。


松本竣介の絶筆となった「建物」は、
私たち皆が帰っていく教会堂のようだ。


posted by gomi at 11:58|