2020年08月15日

violinist


Mallorca には、音楽家も多くいた。

「今なら artist も労働許可証を持てる」と教えてくれたのは、
若いアメリカ人の pianist だった。

Pollença の修道院跡では、毎年クラシックの音楽祭が開かれている。
ディレクターの Eugen Prokop と知り合った。

チェコスロバキア出身の violinist で、
家に行くと、Tokyo String Quartet が訪れた時の写真があった。


小学生の頃 violin を習っていた。
先生は絵も描いた優しいお爺さんだった。

自分の出す音が嫌でやめてしまい、
中学生になって piano も習ったが、指を痛めて途絶えてしまった。

その後、カザルスや
シュヴァイツァーが弾くバッハが好きになった。


Eugen Prokop は、自身の2枚の LP レコードをくださった。

1枚は東京の教会で録音したバッハとハイドン。
もう1枚はチェコスロバキアの作曲家のものだった。

深く 柔らかく 繊細な violin の音色で、
モーツァルトと近しかった作曲家の協奏曲も優雅だった。

東京でのレコーディング場所は、
先回日本を離れる直前に描いた、杉並の教会だった。


posted by gomi at 15:13|