2022年04月08日

瞑想


軽井沢高原文庫通信第55号に
詩人タゴールの『瞑想に就きて』の文が載っている。

「かくのごとく瞑想は、吾が意識と無極の世界とが
一なることを表わすものである」

「その渾一融合の点は偉大なる創造力にある、
そは吾れにあっては意識となり
また吾れを囲める世界に充満せるものである」


大正5年にタゴールは訪日し、日本女子大学校及び、
軽井沢での修養会で講演を行った。
『瞑想に就きて』はその講演録だという。

軽井沢町碓氷峠に高田博厚先生作のタゴール像が
「人類不戦」の文字と共にある。

その頃の日本女子大学には宮沢賢治の妹トシが在籍しており
タゴールの思想を兄に伝えたようだ。

宇宙との一体感は、賢治と共通するように思える。


タゴールは絵も描いた。
詩人の絵で、確かに宮沢賢治に通じている。


posted by gomi at 09:57|