2020年11月06日

2020年個展終了


コパンダール小.jpg

光の中へ。また来年。

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2020年08月23日

地中海


理論が先行しがちだった制作に、
手が追い付いてきた。

手仕事の手順が体に入ってきた。


地中海の青い空と碧い海を画面に定着させたくて
色を塗り重ね続ける。

美しい小さな入り江を描いた時、
不思議な発色を得た。

画面の上で色が揺れる。

パルマ市のクリスマス展示で、優雅 (graceful) な女性が
『彼女の絵』にしてくれた。


それ以降、絵を通して
恵 (grace) 多き魂と、出会っていくことになる。

稀有な、静かな出会いが続いていく。

*

その絵の下絵となった水彩画は
今年96歳になる母の部屋に掛かっている。

「波と共に、水底の石が転がる音がする」
と彼女が言ってくれる。


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2020年07月13日

絵画ノート


『絵画ノート』は、
「いつか来る自分自身のために」と結んだ。

個人は普通の意味でのそれぞれではないと思う。
もっと大きなものの一部なのだと思う。

私が抱え込んだ課題は必ず誰かの課題にもなると思った。

このノートを作っている間も、
大きなものの存在に触れていることができた。


今、浅間山麓に住んで草木や鳥や虫たちに囲まれて暮らしている。

熊の爪痕がそこかしこにあって、
家の前をきつねがゆっくり歩いて行ったりする。

個を超えていく入口が広がっている。


ともかくも『絵画ノート』を仕上げ、
年季が明けた気分だった。

いよいよ本格的に制作に打ち込みたい。
朝から晩まで絵を描いていたい。

もう一度地中海の光を描くところから始めたかった。

どうせ貧乏をするならと、
マヨルカ島に向かった。


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