2021年11月23日

2021年個展終了


2021年個展が終わった。

内村鑑三の無教会関係の方々、
羽仁もと子の自由学園関係の方々

滞欧時代知り合った方々、自然についてお考えの方々、
お出でくださった光の連鎖の中に、母も加わってくれた。


共に勉強をしてきた塩田澄子さんが直前に亡くなられ
絵を描く意味を改めて教えていただいた。

来年は制作に専念し、
発表は再来年という流れになり、気持ちが落ち着いた。


絵を見てくださる方々の視点の先に、
生きてこられた世界がある。

それらお一人お一人の人生に重なる風景がある。

自然エネルギーを描いた絵『天白神』に、
キリスト者が反応してくださった。


宇宙意志の中で
次への『扉』が開かれる。


posted by gomi at 11:57|

2022年02月14日

『心で見る世界』



『星の王子さま』のキツネの言葉
「かんじんなことは、目に見えないんだよ」

あるいは渡辺和子先生の
『目に見えないけれど大切なもの』

これらは私たちの目が見えることで、
大切なことも見えていると思い込んでいることを示している。

実際、眼に映るものを一生懸命写したり、
写真を見ながら描いたような絵が巷に溢れている。


『生きがいについて』を書くことになる 神谷美恵子を
精神医学の道に導いた精神科医、島崎敏樹に
『心で見る世界』という著書がある。その中で、

「模倣再現への欲求というものは、人間に原始的にそなわっているもので、
この欲をみたすことはもともと芸術とはかかわりないことである」とし、

「一本の線や一つの形が持つ美はそれが含んでいる生命の美のうちにある」と説く。


或る大切な人が病院で薬づけにされた時、
精神科医 井原 裕 先生に救っていただいたことがある。

井原先生は島崎敏樹の孫弟子にあたり、
『精神科医 島崎敏樹 人間の学の誕生』
という著作がある。


posted by gomi at 10:27|

2022年06月16日

静かな制作


来年9月まで、個展の予定が入っていない。
こんなに長く世の中との繋がりがないのは久し振りだ。

制作の段取りを見直し、
体力の衰えに合わせた日常生活を組み立てている。


「世の中から離れるには芸術によるのが最も確かであり、
世の中と繋がるのも芸術によるのが最も確かだ」


Valencia の水色の空に十年の時を願い、
四十年もの時間を与えられた。

幸いなことに静かな制作を続けている。

齢七十となったが、日暮れて道遠しという感慨はない。

どこかにたどり着きたいとは思っていなかったし
どこかにたどり着くとも思っていなかった。


今朝、家の前を掃いていると、ハルゼミが落ちていた。
このところしきりに鳴いていたのは彼だったのだろう。

私もこのようにひとしきり絵を描いて、
光の中へ帰っていく。

何と幸せなことだろう。


posted by gomi at 11:48|